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「Firefox」に深刻度“Critical”の脆弱性、修正版の「Firefox」v44.0.2が公開

起動時にハングアップやクラッシュを引き起こす不具合も修正

「Firefox」v44.0.2

 Mozillaは11日、Webブラウザー「Firefox」の最新安定版となるv44.0.2を公開した。今回のアップデートでは、起動時にハングアップやクラッシュを引き起こす不具合が修正されたほか、脆弱性が1件修正された。

 脆弱性の内容は、プラグインでサービスワーカーを利用することにより、同一生成元ポリシーによる制限を回避できるというもので、深刻度はMozillaの基準で4段階中最高の“Critical”。同一生成元ポリシーとは、スクリプトによりサイト(オリジン)をまたいだアクセスを禁止するセキュリティ上の制限で、この違反が起こると第三者のサイトにある危険なリソースが閲覧者の許可なしに読み込まれてしまう恐れがある。

 「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Firefox」Windows向け安定版
【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/7/8/10および64bit版の7以降
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
44.0.2(16/02/11)

(樽井 秀人)