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GitHubのコーディングフォント「monaspace」がv1.300に、850以上もの文字・記号を追加

必要なフォントだけをダウンロードできるようにパッケージも分割

GitHubのコーディングフォント「monaspace」

 米GitHubは8月21日(日本時間)、コーディングフォント「monaspace」をv1.300へとアップデートした。グリフの追加やダウンロードパッケージの見直しなどが行われている。

 「monaspace」は、次世代の開発エクスペリエンスを模索・実現する取り組み「GitHub Next」から生まれたプログラミング向けのモダンな等幅フォント。リガチャー(合字)による記号表現など、近年のコーディングフォントのトレンドを押さえつつ、文字同士が詰まって見える部分の間隔を微調整し、可読性を高める技術「Texture healing」などを積極的に取り入れているのが特徴だ。

 最新のv1.300では、850以上の新しいグリフが追加された。アルファベットの上付き文字・下付き文字やプログラミング言語「APL」で利用する記号、惑星や八卦、音楽、数学、論理学などで使われる記号などが収録されている。v1.4ではギリシャ文字の追加も予定されているとのこと。

アルファベットの上付き文字・下付き文字
囲みのあるアルファベット・数字
APLシンボル。プログラミング言語「APL」で利用する記号
追加の矢印
惑星や八卦など、さまざまな記号
音楽記号
数学や論理関係の記号
数学や論理関係の記号(その2)
数学や論理関係の記号(その3)
数学や論理関係の記号(その4)

 そのほかにも、配布方法が見直された。従来はすべてを1つのパッケージングしていたため、ファイルサイズが約1GBにまで膨れ上がっていたが、v1.300ではいくつかのパッケージに分割され、必要な部分だけをダウンロードできるようになっている。

  • monaspace-frozen-v***.zip:OpenType機能をサポートしない一部エディター向け
  • monaspace-nerdfonts-v***.zip:「Nerd Fonts」を加えたバージョン
  • monaspace-static-v***.zip:静的フォント
  • monaspace-variable-v***.zip:可変フォント
  • monaspace-webfont-nerdfonts-v***.zip:「Nerd Fonts」を加えたWebフォント
  • monaspace-webfont-static-v***.zip:静的なWebフォント
  • monaspace-webfont-variable-v***.zip:可変のWebフォント

ソフトウェア情報

「monaspace」
【著作権者】
GitHub
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.300(25/08/21)