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「ペイント」にレイヤーも保存できるプロジェクトファイル、不透明度スライダーも追加

Canary/Devチャネルでテスト開始

Windows標準のお絵描きアプリ「ペイント」(mspaint)

 米Microsoftは9月17日(現地時間)、Windows 11標準のグラフィックスアプリ「ペイント」のアップデートを発表した(v11.2508.361.0)。まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。大きな問題がなければ、そのうち製品版にも導入されるはずだ。

 今回のアップデートでは、2つの機能が追加された。

 1つ目は、プロジェクトファイル(*.paint)の導入だ。最近の「ペイント」アプリはレイヤーをサポートしているが、JPEG形式やPNG形式で保存するとレイヤー情報が消失してしまう。その点、プロジェクトファイルならばレイヤー情報を含む作業状態が保持される。つまり、編集中の作業をプロジェクトファイルとして保存しておけば、中断した作業の再開が容易になる。

レイヤー情報を含む作業状況をまとめて保存できるプロジェクトファイル
拡張子は「.paint」

 2つ目は、不透明度のスライダーだ。ストロークのサイズを調整するスライダーの下に新設され、鉛筆ツールとブラシツールの不透明度をコントロールできる。

鉛筆ツールとブラシツールの透明度をコントロールできるスライダー