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「ペイント」アプリにステッカージェネレーターとオブジェクト選択が追加
「Copilot+ PC」に提供、Canary/Devチャネルでテスト開始
2025年5月23日 14:21
米Microsoftは5月22日(現地時間)、Windows 11標準のグラフィックスアプリ「ペイント」のアップデートを発表した(v11.2504.451.0)。まずは「Windows Insider Program」のCanary/Devチャネルでテストされる。
本アップデートでは、クリエイティブな体験を向上させる3つのエキサイティングな機能強化が行われた。
1つ目は、プロンプトを入力するだけでスタンプを作成できる ステッカージェネレーター (Sticker generator)だ。「ペイント」の[Copilot]メニューから利用可能で、「サングラスをかけた猫」といったように作成したいスタンプの説明を入力し、生成ボタンを押すと、それをもとにAPIがスタンプを生成する。キャンバスをクリックすれば、生成したスタンプを好きなところに貼り付けることができて楽しい。もちろん、他のアプリで利用するためにクリップボードへコピーすることも可能だ。
2つ目は、画像に含まれる個々の被写体を分離して編集できる オブジェクト選択 (Object select)だ。この機能はツールバーから利用でき、キャンバス上の要素をポイントするだけで、AIが被写体を認識し、それを選択状態にする。
なお、ステッカージェネレーターとオブジェクト選択は「Copilot+ PC」でのみ利用可能。また、ステッカージェネレーターの利用には「Microsoft アカウント」によるサインインが必要となる。
最後の機能は、ユーザーが「ペイント」アプリの新機能や便利な機能を学べる ウェルカムエクスペリエンス だ。これは起動時に表示されるが、ツールバーの右上にあるメガホンアイコンからいつでも呼び出せる。