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アプリをタスクトレイに格納してタスクバーをスッキリさせる「Trayy」がv2.0に

登録作業が大幅簡略化、ウィンドウの閉じるボタンを右クリックするだけ

「Trayy」v2.0

 指定したアプリをタスクトレイへ収納し、タスクバーをスッキリとさせるユーティリティ「Trayy」が9月18日(日本時間)、v2.0へとアップデートされた。初のメジャーアップデートとなる。

 「Trayy」は、タスクバーにアプリボタンがあふれて使いにくくなるのを防止するツール。タスクトレイに常駐し、あらかじめ登録したアプリを閉じたり、最小化した場合に、それをタスクトレイに格納してくれる。格納したアプリをタスクバーに表示しないようにするオプションもあるので、タスクバーに表示するアプリボタンを減らすのに役立つ。

 「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「AGPL-3.0」(寄付歓迎)。Windows 10/11に対応しており、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。

 本バージョンでは、新しいクイックアクションが追加。アプリの登録が簡単になった。

 たとえば、アプリを「Trayy」のリストに追加したい場合は、アプリウィンドウの[閉じる]ボタンを右クリックすればよい。これまでは「タスク マネージャー」で正確なプロセス名を調べて入力する必要があった(しかも、大文字・小文字の区別も正確に筆写しなければならない)が、この方法であればカジュアルに登録が可能だ。

ウィンドウの[閉じる]ボタンを右クリックして、アプリを「Trayy」に登録

 また、アプリウィンドウの[最小化]ボタンを右クリックすれば、アプリを一時的にタスクトレイに収納できる。この場合、アプリは「Trayy」に登録されない。次回アプリを起動した際は、タスクバーにアプリボタンが表示される。

 ただし、「ユニバーサル Windows プラットフォーム」(UWP)など、ウィンドウ管理が一般のWin32アプリと異なる場合、「Trayy」でタスクトレイに送れないことがある点には注意したい。

 そのほかにも、ユーザーインターフェイスがアップデートされ、登録したアプリのノーマル(Normal:N)モードとグラフィカル(Graphical:G)モードをクリックで切り替えられるようになった。このモードの違いはウィンドウ検知ロジックで、通常は「N」モードで大丈夫だ。うまくいかないときだけ「G」モードに切り替えてみるとよいだろう。

 また、UTF-8でエンコーディングされたアプリ名をサポート。アプリ終了のロジックも改善されているという。

ソフトウェア情報

「Trayy」
【著作権者】
Alireza 氏
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.0(25/09/18)