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「メモ帳」にMarkdown機能のテーブル(表)を挿入・編集する機能が追加へ

AIの生成テキストを逐次出力する“ストリーミング”もサポート

「メモ帳」にMarkdownテーブルを挿入・編集するUI

 米Microsoftは11月21日(現地時間)、「メモ帳」のアップデート(v11.2510.6.0)を発表した。今回のアップデートではMarkdown形式のテーブル(表)を挿入・編集する機能が追加されたほか、AI執筆支援機能の改善が含まれている。

テーブルの挿入・編集

 テーブルの挿入は、右クリックメニューやツールバーのボタンから利用可能。右クリックメニューの場合はダイアログで列と行の数を数字で入力する仕組みだが、ツールバーならば列と行の数をドラッグで指定するポップアップが表示される。5×5以内のテーブルであれば、ツールバーの方がビジュアルに指定できて便利だろう。

右クリックメニューの場合はダイアログで列と行の数を数字で入力する仕組み

 行・列を追加したり、削除したい場合も、右クリックメニューやツールバーから簡単に操作できる。

行・列を追加したり、削除したい場合も、右クリックメニューやツールバーで

AI執筆支援機能の改善

 「メモ帳」にはAIでテキストを生成、リライト、要約する機能が備わっているが、その回答結果がストリーミングされるようになった。これまでは回答のすべてがそろわないとポップアップに結果が表示されなかったが、ストリーミングでは回答を受け取り次第、それが逐次ポップアップに出力される。回答がすべて表示されるまで待つ必要がなくなり、より早くプレビューできるようになる。

これまでは回答のすべてがそろわないとポップアップに結果が表示されなかった
ストリーミングでは回答を受け取り次第、それが逐次ポップアップに出力される

 ただし、リライトのストリーミングができるのは、今のところ「Copilot+ PC」上でローカル生成された結果のみだ。また、ローカル生成は英語のみのサポートとなっている。

ローカル生成は今のところ英語のみ対応

 これらの新機能は、まず「Windows Insider Preview」プログラムのCanary/Devチャネルでテストされる。大きな問題がなければ、他の開発チャネルや製品版OSにも導入される見込みだ。