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画像生成AI「Nano Banana 1」が「NotebookLM」と日本のGoogle検索でも利用可能に

「AI モード」と「Google レンズ」から画像生成・編集、「Google フォト」も導入予定

「Nano Banana 1」(Gemini 2.5 Flash Image)が日本の「Google 検索」でも利用可能に

 米Googleは11月21日(現地時間)、「Nano Banana 1」が日本の「Google 検索」の「Google レンズ」と「AI モード」でも利用可能になったと発表した。今後、数週間かけて順次提供が開始される。

  「Nano Banana 1」(Gemini 2.5 Flash Image) は、2025年8月に発表された画像生成モデル。発表されたばかりの最新鋭モデル「Nano Banana Pro」(Gemini 3 Pro Image)には機能と品質で劣るものの、言葉で説明するだけで簡単に画像を生成・編集したり、被写体のキャラクターを保ったまま合成できるとして話題になった。

 「Nano Banana 1」を利用するには、iOS/Android向けの「Google」アプリを利用するのが簡単だ。「Google レンズ」を開き、新たに追加された画像生成(バナナ)アイコンをタップしてシャッターボタンを押せば、カメラで写真が撮影され、それにプロンプト(指令文)を送ることができる。手持ちの写真を加工することも可能だ。

 すでにある写真をもとにするのではなく、一から画像の生成を依頼したい場合は、「Google」アプリの「AI モード」でプロンプトを入力すればよい。

 そのほかにも、AIノートブック「NotebookLM」の「動画解説」(Video Overviews)機能でも「Nano Banana」が利用されているとのこと。この機能はノートブックに追加された資料(ソース)をもとに、音声付きのスライド解説を生成するもの(「動画概要」と呼ばれることも)。

 スライドに含まれるビジュアルコンテンツはさまざまなスタイル――クラシック、ホワイトボード、カワイイ、アニメ、水彩画、レトロスタイル、伝統的、ペーパークラフト――が選べるが、その生成に「Nano Banana」が活用されているようだ。詳細な動画解説ではなく、手短にまとめてほしい場合は、「概要」(ブリーフ)と呼ばれる新しい形式を選ぶこともできる。

「NotebookLM」の「動画解説」機能

 さらに今後、「Google フォト」でも「Nano Banana」の導入が予定されているとのこと。