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「OpenSSL 3.2」のサポートが終了、今後はセキュリティパッチの提供なし

「OpenSSL 3.5」「OpenSSL 3.6」への移行を

「OpenSSL」プロジェクトの公式ブログ

 「OpenSSL 3.2」が11月23日でサポート終了(EOL)を迎えた。今後はセキュリティアップデートが提供されなくなるため、利用の継続は重大なセキュリティリスクを伴う。サポートが提供されている後継バージョンへの移行が必要だ。

 「OpenSSL」は、SSL/TLSプロトコルを実装したオープンソースライブラリ。「OpenSSL 3.2」は2023年11月23日、2年サポートのレギュラーリリース(regular release)として公開されたバージョンだ。

 推奨される後継バージョンは、以下の通り。

  • 「OpenSSL 3.5」:5年の長期サポート(LTS)リリース。安定運用におすすめ。2030年4月8日までサポートされる
  • 「OpenSSL 3.6」:現行の最新版。レギュラーリリースとして2026年11月1日までサポートされる

 なお、どうしても「OpenSSL 3.2」の利用を継続する必要がある場合は、延長サポートを購入できる。延長サポートに明確な終了日は設定されておらず、商業的に可能な限りセキュリティアップデートの提供が継続される。