「OpenSSL 3.5」は長期安定（LTS）リリースに ～計5年間、2030年4月8日までサポート

「OpenSSL」プロジェクトの公式ブログ

　「OpenSSL」の開発チームは2月20日（協定世界時、以下同）、次期長期安定版（LTS）リリースは4月8日に公開される予定の「OpenSSL 3.5」になると発表した。リリースから5年間、2030年4月8日までサポートされる予定。

　「OpenSSL」のLTSは、レギュラーリリース（regular release）の2年より長い5年間サポートされる。ただし、機能の修正と改善は最初の4年だけで、最後の年はセキュリティパッチのみの提供となる。

　現行のLTSリリースである「OpenSSL 3.0」は2025年9月7日までフルサポートされ、その後も2026年9月7日までセキュリティ修正が実施される。「OpenSSL 3.0」に依存しているプロジェクトは、リリースされ次第「OpenSSL 3.5」へ移行することが強く推奨されている。

現行バージョンの「OpenSSL」のリリース日とサポート終了日

　また、OpenSSL CorporationとFoundationは2年ごとにLTSを指定することにも合意したとのこと。2027年4月、2029年にもLTSバージョンがリリースされることになる。

今後のリリース予定