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「TypeScript 6.0」が正式リリース ~「TypeScript 7.0」も数カ月以内に登場か

JavaScript実装からGoネイティブ実装への橋渡しに徹したリリース

同社のアナウンス

 米Microsoftは3月23日(現地時間)、「TypeScript 6.0」を正式リリースした。現在、パッケージ管理システム「npm」からインストール可能。

npm install -D typescript

 「TypeScript」は、「JavaScript」に静的型付けなどを追加したプログラミング言語。型システムにはエラーの防止や可読性・保守性の向上などのメリットがあり、「JavaScript」が苦手としてきた大規模開発などに適している。成果物は「JavaScript」へトランスパイル(変換)して実行する仕組みになっており、Webブラウザーや「Node.js」など、「JavaScript」をサポートする環境で広く利用できる。

 「TypeScript 5.x」までのコンパイラーおよび言語サービスは「JavaScript」ベースだったが、「TypeScript 7.0」ではさらなる高速化を図り、「Go」言語によるネイティブ実装へ置き換えられる予定。そのため、今回リリースされた「TypeScript 6.0」はその橋渡しという位置づけになっている。新機能はあまりなく、既存機能の改善、古い機能の非推奨化などが中心だ。既存のプロジェクトを「TypeScript 6.0」へ対応させておけば、「TypeScript 7.0」への移行は容易になるだろう。

 なお、今後は「TypeScript 7.0」の安定化に注力するとのこと。「TypeScript 7.0」は数カ月以内のリリースが見込まれている。