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「Gmail」のHelp me writeが大幅強化 ~「Google ドライブ」連携や個人の文体再現が追加

より自然で正確な下書きをGeminiが作成可能に

「Gmail」のHelp me writeが大幅強化

 米Googleは5月7日(現地時間)、「Gmail」でGeminiがメールの文面作成を支援する機能「Help me write」を強化したと発表した。今回の更新により、より自然で正確な下書きを作成できるようになるとしている。

 新たに追加された機能の1つ目は「トピックのコンテキスト化(Topic contextualization)」。ユーザーが入力した指示(プロンプト)に基づき、AIが「Google ドライブ」や「Gmail」内の情報を自動的に検索・参照することが可能となっている。

 これまでは、メールを作成する際に別のタブで資料を開いて数値や詳細を確認し、それをコピー&ペーストする手間が発生していた。新機能では、AIが関連するドキュメントや過去のやり取りから必要な情報を抽出し、直接メールの下書きに挿入可能。これにより、複数のアプリや資料を行き来する時間を削減し、作業効率を大幅に向上させることが期待できる。

 2つ目の新機能は「トーンとスタイルのパーソナライズ(Tone and style personalization)」。ユーザーが過去に送信したメールの書き方をAIが分析し、その人の特徴的なトーンやスタイルに合わせた下書きを生成できる。ユーザーの 自然な語り口 に近い文章を作成可能だ。

今回の更新前(左)と後(右)の比較

 同社は、今回の機能強化が役立つ具体的な例として以下のケースを挙げている。

  • 顧客やパートナーからの問い合わせへの回答
  • 共同作業者への資料や情報の配布
  • リーダー層へのプロジェクト進捗や課題の報告
  • チームからの支援や回答の要請
  • 同僚へのフィードバックやフィードバック要請
  • チームの発表や進捗状況の共有
  • 新プロジェクトの紹介
  • 潜在的な協業の模索
  • 教師と保護者間の連絡
  • 助成金の提案書作成

 これらの機能は、即時・計画的リリースドメインで5月5日より順次提供が開始されており、全てのユーザーに反映されるまでには15日以上かかる場合がある。

 対象となるのは、「Google Workspace」の以下のプランのほか、個人向けのGoogle AI Plus/Pro/Ultraを契約しているユーザー、および教育機関向けのGoogle AI Pro for Educationアドオンを利用しているユーザー。

  • Business Starter
  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise Starter
  • Enterprise Standard
  • Enterprise Plus