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スタジオジブリも使う2Dアニメ制作ソフト「OpenToonz」が3年ぶりに機能強化、v1.8.0に

作画ツールやエフェクトを多数強化、スクリーントーン機能や「OCA」入出力にも対応

「OpenToonz」v1.8.0。約3年ぶりの大型アップデートで多数の機能追加・改善が盛り込まれた

 (株)ドワンゴは6月19日、「OpenToonz 1.8.0」をリリースした。正式版としては約3年ぶりのアップデートとなる。



 「OpenToonz」は、2Dアニメーションの制作に特化したアプリ。ドワンゴがイタリアのDigital Video社から買収して2016年にオープンソース化された(ライセンスは「3-Clause BSD」)。スタジオジブリのアニメ制作で長年利用され、その過程で現場の要望を反映した独自の改良が加えられてきたという。対応OSはWindows/macOSで、「GitHub」のリリースページから無償でダウンロードできる。

 v1.8.0におけるおもな変更点は、以下の通り。作画・アニメーションツールからエフェクト・レンダリング、シーン管理まで非常に多岐にわたる。

  • 作画ツールの強化:ブラシ・塗りつぶし・指先・図形といった各ツールを改良。ストロークの複製(Stroke Replication)、スクリーントーン機能も加わった
  • アシスタントツールの改善:パース定規などの作画補助機能を拡充
  • エフェクトの追加・改良:新エフェクト「Smoother Fx Iwa」「naru lazy brush fx」を追加したほか、コーナーピンにドラッグ操作できるケージ、カチンコ(Clapperboard)のレンダリング機能を用意
  • Xシート/タイムライン:サブXシートのナビゲーションバーを新設し、セルの選択やドラッグまわりの操作性を改善
  • ファイル入出力:「OCA」(Open Cel Animation)形式のインポートに対応。XDTS(共通タイムシート)連携や、書き出し・レベル変換も改善
  • UI・操作性:カスタムパネルエディター、複数キーを組み合わせたショートカットなどを追加。Windows環境では「エクスプローラー」でファイルをサムネイル表示するための「Toonz Thumbnail Provider」を導入
  • 翻訳の更新:日本語・中国語・スペイン語の翻訳を整備

 このほかにも、内部コードの近代化や、多数のバグ修正も行われているという。

 なお、本ソフトのインストール直後はUIが英語になっているが、設定画面で日本語へ切り替えることが可能。ただし、アプリの再起動が必要となる。

[File]-[Preferences]ダイアログを開き、[Interface]セクションへアクセスすれば、言語の切り替えが可能。ただし、アプリの再起動が必要

 また、「Microsoft Edge」でダウンロードすると『一般的にダウンロードされていない』という警告が現れることがある。これは、まだ「Edge」ユーザーによるダウンロード回数が少なく、「Defender SmartScreen」でファイルの安全性を判別するのに十分でないという意味で、かならずしもマルウェアだというわけではない。各自セキュリティチェックを行ったうえで、自己責任で利用していただきたい。

「Edge」でダウンロードすると『一般的にダウンロードされていない』という警告が現れるが、マルウェアというわけではない
[保持する]メニューでローカルにダウンロード可能。各自セキュリティチェックを行ったうえで、自己責任で利用を

ソフトウェア情報

「OpenToonz」
【著作権者】
(株)ドワンゴ
【対応OS】
Windows/Mac(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.8.0(26/06/19)