NEWS(09/11/25 12:08)

「外部記憶DB」v1.80.79p、2ちゃんねるのテキストを取り込み可能に

「Jane Style」と連携することで選択範囲のテキストやスレッド全体を取り込める

「外部記憶DB」v1.80.79p「外部記憶DB」v1.80.79p

 メールソフト風のインターフェイスでテキストを管理できるデータベースソフト「外部記憶DB」が23日、v1.80.79pへバージョンアップした。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。現在、作者サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、本バージョンはアップデートパッチのみの配布となっているので、ダウンロードする際は間違えないように気をつけよう。

 「外部記憶DB」は、オープンソースのデータベースエンジン「Firebird」を採用したテキストデータベースソフト。メールソフト風の3ペインで、大量のテキストを直感的かつ効率的に管理できるのが特長。

 本バージョンでの主な変更点は、2ちゃんねるブラウザー「Jane Style」の外部コマンドを利用することで、閲覧中のスレッドからテキストを「外部記憶DB」へ取り込めるようになったこと。これにより、有用な情報が書き込まれたスレッドを取り込んでおき、不要な部分を削除したり自分なりの解釈を追記して管理するといった使い方が可能になった。

 テキストを取り込む際は、選択範囲のテキストを「外部記憶DB」上の既存の文書に追記したり、新規文書としてすべてのテキストを取り込むなどのオプションを選択できる。利用するには、まず「外部記憶DB」のヘルプメニューから[Janeコマンドジェネレーター]を選択し、必要なオプション項目にチェックを入れて[作成]ボタンを押す。すると、“選択範囲をESDBで取り込む(&E)="C:\Program Files\ExternalStorageDB\Incorp.exe" -i -d -a -p 1”といったコマンド文字列が生成されるので、この文字列を「Jane Style」の外部コマンドとして登録すればよい。

 具体的には、まず「Jane Style」のツールメニューから設定画面を開き[コマンド]ページを開く。続いて“コマンド名”のテキストボックスに、「外部記憶DB」で生成したコマンド文字列の“=”よりも前の部分を貼り付け、“実行するコマンド”のテキストボックスには“=”を除いた後ろの部分の文字列を貼り付ければよい。

まず「外部記憶DB」の[Janeコマンドジェネレーター]からコマンド文字列を生成まず「外部記憶DB」の[Janeコマンドジェネレーター]からコマンド文字列を生成

続いて「Jane Style」の設定画面で生成したコマンド文字列を登録すればよい続いて「Jane Style」の設定画面で生成したコマンド文字列を登録すればよい

 すると、「Jane Style」のブラウザー画面の右クリックメニューに登録したコマンドが追加されるので、これを実行することで「外部記憶DB」へテキストを取り込めるようになる。取り込み時のオプションごとのコマンドを登録しておけば、“すべてを取り込み”“選択範囲を取り込み”“選択範囲を追記”といった具合で用途に合わせた取り込み方法を選択することも可能だ。

【著作権者】
yhira 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.80.79p(09/11/23)

(久保 望)