NEWS(09/12/02 17:28)
指定した任意のスナップショットを起動可能になった「Sun VirtualBox」v3.1.0
仮想PC上で動画を再生する際にホストPCのGPUを使って描画を高速化する機能も
Sun Microsystems, Inc.は11月30日、USB機器も利用できるフリーの仮想PC作成・実行ソフト「Sun VirtualBox」の最新版v3.1.0を公開した。最新版の主な変更点は、仮想PCの状態を保存した“スナップショット”が複数存在する場合に、任意のスナップショットを指定して仮想PCを起動できるようになったこと。
これまでは、最後に保存したスナップショットのみが指定可能だった。複数のスナップショットから指定したものを起動可能になったことで、複数の状況をスナップショットとして保存しておき、必要なものを選んで起動するといった用途に利用できるようになっている。
また、仮想PC上のWindowsで動画を再生する際に、ホストPCのGPUを使って描画を高速化できる機能が追加された。動画再生の高速化を有効化するには、仮想PCの設定画面にある“ディスプレイ”ページの[ビデオ]タブで“2Dビデオ アクセラレーションを有効化”チェックボックスをONにする必要がある。
さらに、サーバーなどの用途向けに、動作中の仮想PCを実行したままで別ハードウェア上の仮想PCへ移動できる“Teleportation”機能も追加されたほか、仮想PC上のWindows OSへ自動ログオンする機能がWindows Vista/7に対応するなど、機能追加や仕様変更、不具合修正が多数施されている。
本ソフトは、ホストOSとしてWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7およびVista/Server 2008/7の64bit版などに対応しており、個人・学術利用または評価目的に限り無償で使用可能。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Sun Microsystems, Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人・学術利用または評価目的のみ)
- 【バージョン】
- 3.1.0(09/11/30)