NEWS（10/08/02　18:48）

　OpenOffice.org日本ユーザー会は1日、オフィス統合環境「OpenOffice.org」の標準フォントを「IPAex明朝」へ変更できる拡張機能「IPAexフォント設定」v1.0を公開した。Windows 2000/XP/Vista/7上などの「OpenOffice.org」v3.0以降に対応するフリーソフトで、現在、同会のドキュメントプロジェクトのWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には「OpenOffice.org」を日本語文書を作成しやすい環境に設定変更できる拡張機能「日本語環境改善拡張機能」が必要。

　「IPAexフォント設定」は、「日本語環境改善拡張機能」をインストールして「IPA明朝」変更された「OpenOffice.org」の標準フォントを、さらに和文の文字を固定幅、欧文の文字をプロポーショナルで表示するフォント「IPAex明朝」へ変更できる拡張機能。「日本語環境改善拡張機能」で日本語文書を作成しやすくなった設定をさらに使いやすくできるのがうれしい。

　また、「日本語環境改善拡張機能」で「IPA明朝」に設定された「OpenOffice.org」の標準フォント設定を、「IPAフォント」の派生版である「Takaoフォント」に変更する拡張機能「Takaoフォント設定」も公開されている。

　さらに同日、「日本語環境改善拡張機能」の最新版v1.2も公開された。最新版の主な変更点は、「OpenOffice.org」の次期バージョンv3.3に対応したこと。さらに、「OpenOffice.org」の不具合により、「日本語環境改善拡張機能」をインストールした「Writer」で“一般的なエラー”が発生する問題への対処も施されている。