NEWS(10/10/07 17:12)

Microsoft、軽量な動的Webサイトの開発・管理ツール「WebMatrix」Beta 2を公開

テンプレートではHTML5/CSS3を採用、外部サービスを手軽に利用できるヘルパーも

「WebMatrix」Beta 2「WebMatrix」Beta 2

 米Microsoftは6日(現地時間)、Webサイトの開発・管理ツール「WebMatrix」Beta 2を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトで公開されている「Microsoft Web Platform Installer(Web PI)」v3.0 Betaから英語版をインストールできる。

 「WebMatrix」は、簡易Webサーバー「IIS Express」、簡潔な記法をもつテンプレートエンジン“Razor”、データベースエンジン「SQL Server Compact Edition」を組み合わせて、軽量な動的Webサイトを構築できるソフト。“WordPress”や“DotNetNuke”といった既存のオープンソースWebアプリを利用して、Webサイトを管理することも可能。

 今回の主な変更点は、“Razor”記法を利用した単体のASP.NET Webページを作成可能になったこと。また、ヘルパーメソッドを記述する“@helper”や、コメントを記述する“@*~*@”といった新しい記法も利用できる。

 また、Webサイトのテンプレートが改良され、一部にHTML5/CSS3が利用されるようになった。古いWebブラウザーとの互換性も保たれており、表示が大きく崩れるようなことはない。さらに、“Google Analytics”や“Facebook”といったWebサービスの機能を簡単に利用できるヘルパー機能も利用可能になっている。

HTML5/CSS3を利用したWebサイトテンプレート。外部サービスとの連携を支援するヘルパー機能も利用可能HTML5/CSS3を利用したWebサイトテンプレート。外部サービスとの連携を支援するヘルパー機能も利用可能HTML5/CSS3を利用したWebサイトテンプレート。外部サービスとの連携を支援するヘルパー機能も利用可能

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 2(10/10/06)

(柳 英俊)