NEWS(10/10/25 16:25)
脆弱性への対処により発生した問題に対応した「Sleipnir」「Grani」の差し替え版
両ソフトから「Evernote for Windows」を呼び出せない問題の対処方法も発表
フェンリル(株)は23日、Webブラウザー「Sleipnir」v2.9.5および「Grani」v4.4の差し替え版を公開した。最新版の主な変更点は、21日に公開された「Sleipnir」v2.9.5および「Grani」v4.4において修正されたDLLファイルの読み込みに関する脆弱性への対応により、一部環境で発生した問題に対応して安定性を向上したこと。なお、現在自動アップデート機能が停止されているため、差し替え版へのアップデートはインストーラーを同社のWebサイトからダウンロードして実行する必要がある。
また、同社のブログでは「Sleipnir」v2.9.5および「Grani」v4.4の右クリックメニューから「Evernote for Windows」へ選択範囲の内容を送れなくなった問題への対処方法も掲載されている。両ソフトの最新版から「Evernote for Windows」を起動するには、Windowsの環境変数の“Path”へ「Evernote for Windows」のインストールフォルダのパスを追加する必要があるとのこと。
たとえば、「Evernote for Windows」を標準の設定でインストールした場合は、環境変数の“Path”へ“C:\Program Files\Evernote\Evernote3.5”を追加すればよい。環境変数を編集するには、「Redmond Path」や「Rapid Environment Editor」などのソフトを利用するとよいだろう。
なお、両ソフトの最新版では、「Adobe Shockwave Player」などを利用できなくなる問題が発生しており、同社では現在対策を検討中とのこと。
「Sleipnir」はWindows 98/Me/2000/XP/Vista/7、「Grani」はWindows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、両ソフトともに現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
【17:45追記】
25日17:00、同社は「Sleipnir」v2.9.5(差し替え版)および「Grani」v4.4(差し替え版)をそれぞれ「Sleipnir」v2.9.6および「Grani」v4.5として改めて公開した。同社によると両ソフトともにバージョン番号以外に差し替え版との差異はないとのこと。また、停止中の自動アップデート機能は26日以降に再開する予定だという。
「Sleipnir」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.9.6(10/10/25)
「Grani」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.5(10/10/25)