NEWS(11/01/13 16:40)
Adobe、次期バージョン「Adobe Flash Player 10.2」のリリース候補版を公開
“Stage Video”技術を搭載するほか、IE9のGPU支援描画にも対応
米Adobe Systems Incorporatedは11日(現地時間)、「Adobe Flash Player」v10.2のリリース候補版(Release Candidate)を公開した。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作確認した。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”から32bit版のみをダウンロードできる。
「Adobe Flash Player」v10.2では、ハードウェアアクセラレーション技術“Stage Video”を利用可能。ビデオレンダリングの過程全体でGPUのハードウェア支援機能を活用することにより、動画の再生に必要なCPUパワーを劇的に減らし、よりスムーズに動画を再生できるようになるという。
さらに、IE9のベータ版のハードウェアアクセラレーション機能によるレンダリングに対応するほか、ネイティブなカスタムカーソルが利用可能になるなどの改善が施されている。また、マルチモニター環境での全画面表示もサポートしており、セカンダリモニターでFlashコンテンツを全画面表示しながら、プライマリモニターで別の作業を行うといったことが可能になったのもうれしい改善点だ。
なお、同社によると「Adobe Flash Player」v10.2は、64bit版OSへのネイティブ対応したプレビュー版「Adobe Flash Player "Square"」を置き換えるものではないとのこと。64bit版OSでの動作をテストしたい場合は、v10.2ではなく「Adobe Flash Player "Square"」を利用する必要がある。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.2.152(11/01/11)