NEWS(11/01/18 12:15)
WebDAV接続ソフト「CarotDAV」v1.8.1が公開、ポータブルなDropboxクライアントに
IMAP接続にも対応、メールをIMAPサーバーからEMLファイルとしてダウンロード可能
1ペイン型のシンプルなWebDAVクライアント「CarotDAV」v1.8.1が、17日に公開された。本バージョンは細かな動作上の不具合修正が主となっているが、今回オンラインストレージサービス“Dropbox”への接続機能が正常に動作することを編集部で確認したので、その利用方法を中心に紹介する。
「CarotDAV」は、HTTPプロトコルを拡張してWebサーバー上のファイルを管理可能にしたプロトコル“WebDAV”に対応したソフトで、窓の杜でも昨年4月に一度記事で紹介している。画面デザインはシンプルだが、FTP/FTPS接続や、25GBまで利用可能なオンラインストレージ“SkyDrive”などにも幅広く対応するのが特長だ。
“Dropbox”への対応は昨年12月9日に公開されたv1.7.2からで、その後機能の改善や不具合修正を重ねて安定性を増してきた。さらに、15日に公開されたv1.8.0からはポータブル版も用意されるようになった。これにより、USBメモリなどに入れておいて、出先のPCから“Dropbox”をドラッグ&ドロップで利用するといった使い方が可能になり、非常に便利になった。
“Dropbox”クライアント機能を利用するには、開発者サイトから“Dropbox”のAPIへアクセスするためのキーを取得する必要がある。まず、下記の開発者向けサイトへアクセスして、APIキーを取得するためにアプリケーションの登録を行おう。
アプリケーションの登録は、“My apps”ページから行う。アプリケーションの名前は何でもよい。アプリケーションを作成したら、その詳細ページを開こう。すると、Webページの最下部にAPIキー(“Key”と“Secret”の組み合わせ)が表示される。
最後に「CarotDAV」の接続画面から“Dropbox”アカウントを追加すれば、接続準備は完了。接続ダイアログにある[Add]ボタンのプルダウンメニューから[Dropbox]項目を選択し、表示されたダイアログ上にある“ConsumerKey”の欄へ、先ほど取得したAPIキーの“Key”を、“ConsumerSecret”の欄へ“Secret”を入力して[Authorize]ボタンを押せばよい。
また、「CarotDAV」はv1.7.0からIMAP接続にも対応しており、IMAPサーバー上のメールをRFC2822に準拠したEML形式のファイルとしてダウンロード可能。ダウンロードしたEMLファイルは、「Windows Live メール」などの対応メールソフトを利用して開くことができる。
本ソフトはWindows 2000/XP/2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。
- 【著作権者】
- HOBARA REI 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.8.1(11/01/17)