NEWS(11/01/19 17:26)
ルートキット対策を64bit版OSにまで拡大した無償ウイルス対策「アバスト!」v5.1
“挙動監視シールド”や“ウェブ シールド”といったコンポーネントも改善
チェコのAVAST Software a.s.は10日(現地時間)、無償で使えるウイルス・スパイウェア対策ソフト“avast!”シリーズの最新版「アバスト! 無料アンチウイルス」v5.1を公開したと発表した。現在、一部ソフトとの互換性問題などを修正した13日公開のv5.1.889を、同社のWebサイトからダウンロードできる。
v5.1では、ルートキット対策関連の機能が強化。ルートキットの検知エンジンや削除モジュールも改良されたほか、OS起動時にマルウェアの検知を行うブートタイム検査機能が64bit版Windowsでも利用可能になった。これまでルートキットの標的は32bit版Windowsのみと考えられてきたが、同社によると昨年の“Alueron/TDL”の登場以降、64bit版Windowsも攻撃対象になっているという。最近は64bit版Windowsのユーザーも増えてきたので、今回の対応は心強い。
そのほかにも本バージョンでは、ソフトの振る舞いを監視してマルウェアを検知するヒューリスティックエンジン“挙動監視シールド”や、HTTPの通信内容を検査して悪意ある攻撃を事前にブロックする“ウェブ シールド”といった各種コンポーネントのパフォーマンスや安定性が改善されている。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7およびWindows XP/Vista/7の64bit版に対応しており、評価版として30日間試用できる。継続利用したい場合は、メールアドレスを登録することで1年間利用できるライセンスキーを無償で取得可能。ライセンスの期限が切れた場合は、再度メールアドレスを登録してライセンスキーを発行してもらえばよい。
お詫びと訂正:記事初出時、著作権者名が誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。
- 【著作権者】
- AVAST Software a.s.
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非商用の個人利用のみ)
- 【バージョン】
- 5.1.889(11/01/13)