NEWS(11/02/18 14:33)
「Google Chrome」の次期バージョンv10のベータ版が公開
スクリプトエンジンが大幅に高速化したほかパスワードの同期機能が追加される
米Google Inc.は17日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の次期バージョンとなるv10のベータ版を公開した。Windows XP/Vista以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Google Chrome」v10では、頻繁に利用される処理のみを最適化することでスタートアップとピークタイムのパフォーマンスを改善するコンパイル機構“Crankshaft”がJavaScriptエンジン“V8”に組み込まれ、スクリプトの実行速度が大幅に向上している。また、GPUのハードウェアアクセラレーションを利用して動画を再生する機能が試験的に実装されており、動画再生時のCPU利用率も劇的に減少している。
さらに、設定画面のデザインが刷新され、ダイアログとしてではなく、タブとして表示されるようになった。同期機能も強化されており、Webサイトのログインパスワードの同期へ対応。設定画面から保存されたログインパスワードを確認したり、保存や同期の対象から除外するといった管理も簡単に行えるほか、ユーザー独自のパスフレーズを指定してパスワードデータを暗号化する機能も備える。
そのほか、Webアプリケーションをバックグラウンドで利用できる機能などが追加されたほか、マルウェアレポート機能の追加や更新されなくなった古いプラグインを初期状態で無効にするといったセキュリティ関連の改善も施されている。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.0.648.82 beta(11/02/17)