NEWS(11/02/24 14:24)

ジャストシステム、「ATOK for Android [Trial]」を主要3キャリア向けに公開

ドコモ端末向けの「ATOK for Android」もバージョンアップでより便利に

「ATOK for Android [Trial]」「ATOK for Android [Trial]」

 (株)ジャストシステムは24日、Android向け日本語入力アプリの無償試用版「ATOK for Android [Trial]」をNTTドコモ・au・ソフトバンクの主要3キャリアの端末向けに公開した。現在、“Androidマーケット”からダウンロードできる。

 「ATOK for Android」は、効率のよい変換で定評のある日本語入力ソフト“ATOK”シリーズのAndroid版。2010年11月26日にNTTドコモ端末向け限定で2月28日まで利用できる試用版が公開されていた。一般的なフリック入力や携帯電話式の入力、QWERTY配列のソフトキーボードによる入力のほか、テンキーから花びら型のポップアップを利用して濁点や半濁点、小文字までを一気に入力できる“ジェスチャー入力”機能を備えているのが特長。

 今回公開された「ATOK for Android」は、昨年NTTドコモ端末向けに公開されたものからさらに進化しており、日本語入力アプリ「Simeji」向けのプラグイン“マッシュルーム”に対応している。“マッシュルーム”は入力した日本語を翻訳するものや“ギャル語”に変換するものなど多数が“Androidマーケット”で公開されている。

“マッシュルーム”に対応“マッシュルーム”に対応

さまざまな“マッシュルーム”を利用できるさまざまな“マッシュルーム”を利用できる

 また、フリック入力時に濁点・半濁点を付加する際にスライドで選択できるようになった。さらに、QWERTY配列のソフトキーボードを利用する際に数字キーを表示するかどうかを設定できるようになった。数字キーを非表示にした場合は最上段のキーを下へスライドすることで数字を入力できるようになる仕組み。

フリック入力時に濁点・半濁点をスライドで選択フリック入力時に濁点・半濁点をスライドで選択

QWERTY配列の最上段のキーを下へスライドして数字を入力QWERTY配列の最上段のキーを下へスライドして数字を入力

 なお、今回公開された無償試用版は6月30日まで利用でき、正式版は5月から提供される予定とのこと。昨年公開されたNTTドコモ端末向けの試用版もアップデートすることで6月30日まで利用できるようになる。

(長谷川 正太郎)