NEWS(11/03/01 15:38)
「Firefox 4」登場を控えキャンペーンサイト“Virtual Park Tumucumaque”が公開
ツイートで成長する“情報の森”で世界最大の熱帯雨林公園トゥムクマケを再現
Mozillaは1日、「Firefox 4」(コードネーム“Tumucumaque”)の正式公開を控え、Twitterのツイートによって作り上げられていく参加型キャンペーンサイト“Virtual Park Tumucumaque”を公開した。
“Tumucumaque(トゥムクマケ)”は、ブラジル北部のアマゾン熱帯雨林公園で、約384万ヘクタールの広さをもつ世界最大の国立公園。Mozilla製品のコードネームは世界各国の国立公園にちなんでつけられるのが伝統になっており、“Tumucumaque”は近々正式版のリリースが予定されている「Firefox 4」のコードネームになっている。
“Tumucumaque”は、コンゴウインコ、シロハラインコ、オウギワシ、オオアリクイ、さらにはジャガーやピューマといった何万もの貴重な種の生物が生息する生物的多様性に富んだ地域だ。本キャンペーンは、そんなかけがえのない“Tumucumaque”と、“Tumucumaque”というコードネームをもつ「Firefox 4」の両方を知ってもらおうと企画されたもので、“Tumucumaque”のもつ豊かな生物的多様性が、「Firefox 4」によりいち早く対応された最新のWeb標準技術を利用してデジタルに再現されている。
本キャンペーンサイトはTwitterと連携しており、Twitterで“Tumucumaque”についてツイートすると、それがサイト上のアマゾンの大地に根付き、動植物を生み出し、“情報の森”として成長していく仕組み。それぞれのツイートは、関連するツイート同士がつながっていき、際限なく広がっていく。このデジタルな“アマゾン”は、“Google マップ”のように移動や拡大・縮小も可能。地図上を散策してさまざまな動物・植物・自然を楽しんでもよいし、“#mozpark”というハッシュタグつきでツイートして実際にWebサイトへ参加することもできる。
Webサイトには至る所に「Firefox 4」に搭載された新技術が利用されている。たとえば、それぞれのツイートは画像としてではなく、HTML5/CSS3を利用してデザインされている。そのため、テキストに含まれるリンクをクリックすることも可能。また、WebサイトのサウンドをONにすれば、“Audio Data API”を利用したスペクトラムアナライザーも表示できる。すべての機能を引き出すには、ぜひ「Firefox 4」ベータ版で閲覧してほしいが、試しにほかのWebブラウザーで閲覧して、「Firefox 4」と見比べてみるのも面白いだろう。