NEWS(11/03/03 15:34)
Mozilla、「Skype extension」の新版公開を受け「Firefox」でのブロックを解除
「Skype extension」が頻繁に「Firefox」を強制終了させるなどの問題を解決
Mozillaは2日、「Firefox」で無効化する拡張機能のリスト“Add-ons Blocklist”から、Skype Technologies S.A.が公開している「Skype extension」を削除したことを公表した。「Skype extension」は、Webページ上に記載された電話番号にアイコンを付加し、クリックすると「Skype」で電話をかけられるようにする拡張機能。同拡張機能は、頻繁に「Firefox」を強制終了させる原因になっているなどの理由で1月に“Add-ons Blocklist”に掲載され、「Firefox」で無効化されるようになっていた。
Mozillaによると、「Skype extension」の“Add-ons Blocklist”掲載後、MozillaはSkype Technologiesと連絡を取り合い、強制終了の原因を特定するための情報提供やパフォーマンスへの影響を減らす方法の提案を行ってきたとのこと。それを受けてSkype Technologiesが公開した最新版「Skype extension」v5.2.0.7165をMozillaがテストし、「Firefox」を強制終了させる不具合が修正され、パフォーマンスへの影響も抑えられたことが確認されたため、“Add-ons Blocklist”から削除したという。
編集部にて試用したところ、Skype TechnologiesのWebサイトからダウンロードした『「クリックアンドコール」プラグイン』をインストールすることで、「Skype extension」を「Firefox」上で正常に利用できることを確認した。また、「Skype」をインストールまたはアップデートすることでも「Skype extension」をインストールできるという。