NEWS(11/03/22 16:50)
Adobe、脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」の最新版を公開
同社の基準で深刻度が4段階中最も高い“Critical”と評価された脆弱性を修正
米Adobe Systems Incorporatedは21日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版v10.2.153.1と「Adobe AIR」の最新版v2.6を公開した。最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が4段階中最も高い“Critical”と評価された、攻撃者にリモートからシステムを操作される可能性がある脆弱性を修正したこと。
同脆弱性は、同社製のPDFビューワー「Adobe Reader」にも影響するが、最新版の「Adobe Reader」v10.0.1では“保護モード”を有効にすることで、同脆弱性の影響を緩和できるとのこと。“保護モード”は、“環境設定”ダイアログの“一般”画面にある“起動時に保護モードを有効にする”チェックボックスをONにすることで有効化可能。
また、脆弱性を修正した「Adobe Reader」v10.0.2は四半期ごとの定例アップデートとして6月14日に公開される予定とのこと。さらに、旧バージョンである「Adobe Reader」v9シリーズでは、同脆弱性を修正したv9.4.3にアップデートすることが推奨されている。
そのほか21日(現地時間)、「Adobe Acrobat」も同脆弱性を修正したv10.0.2が公開されている。
「Adobe Flash Player」はWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7など、「Adobe AIR」はWindows XP/Server 2003/Vista/7および64bit版のVsitaなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「Adobe Flash Player」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.2.153.1(11/03/21)
「Adobe AIR」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/Vista x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.6(11/03/21)