NEWS(12/05/08 15:38)

リモートデスクトップソフト「Mirror-DTC」のAndroid版クライアントが公開

マウス操作のほか、独自の仮想キーボードによるテキスト入力も可能

「Mirror-DTC」のAndroid版クライアント「Mirror-DTC」のAndroid版クライアント

 MacやUbuntuなどにも対応したリモートPC操作ソフト「Mirror-DTC」の最新正式版v1.2.2が、7日に公開された。最新版の主な変更点は、Android版クライアントアプリが同梱されたこと。

 Android版クライアントは、APKファイルとして同梱されており、利用するにはまずAndroidの“アプリケーション設定”画面で提供元不明のアプリをインストールできるように設定する。次に、Android端末へAPKファイルをコピー・実行してインストールする必要がある。

 Android版クライアントからは、マウスの移動やクリック・ダブルクリック・右クリック、ドラッグ、ホイールボタンクリックなどの操作を送信できるほか、独自の仮想キーボードを使って文字入力も可能。また、サーバーの画面だけでなく音声も再生できるほか、クリップボードのテキストデータを転送できる。

 さらに、画像・音声データの圧縮やデータの暗号化、パスワード認証にも対応しているが、PC版クライアントが備えるファイル転送機能や自動再接続機能などは搭載されていない。

 そのほか、「Mirror-DTC」本体も更新されており、クリップボードのテキストデータをUnicodeで処理するようになったほか、モバイル回線を利用している場合に動画を再生した際のFPSが向上している。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7などに対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
T.Ishii 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.2.2(12/05/07)

(長谷川 正太郎)