NEWS(12/09/27 10:30)
ブートローダーのカスタマイズツール「EasyBCD」v2.2が正式公開、Windows 8へ対応
初めてEFIが公式にサポートされたほか、“VHDX”にも対応
米NeoSmart Technologiesは25日(現地時間)、ブートローダーの設定をカスタマイズするツール「EasyBCD」v2.2を正式公開した。
「EasyBCD」は、Windows Vista以降のブートローダー“Bootmgr”の設定をカスタマイズできるソフト。“Bootmgr”の設定を保存するBCD(Boot Configuration Data)ストアを編集して、Windows/Linux/Mac OS Xなどのマルチブート環境を構築・設定できる。
「EasyBCD」v2.2では、Windows 8へ完全対応。動作には.NET Framework 2.0以降が必要だが、.NET Framework 4でも問題なく動作するように設計されているため、Windows 8で利用する場合に旧バージョンの.NET Frameworkを追加でインストールする必要はない。
また、多言語化が施されたのも大きな変更点で、本バージョンでは13カ国語に対応している。ただし、残念ながら日本語には対応していない。
加えて、初めてEFIが公式にサポートされたほか、Hyper-V 3.0で新たに採用された仮想ディスクフォーマット“VHDX”にも対応している。“VHDX”に関しては、先日Microsoftから「VHDX Format Specification」v1.00というドキュメントが公開されているので、詳しくはそちらを参照のこと。そのほか、ブートローダーに“GRUB 2”を採用したLinuxディストリビューションとの互換性が向上したほか、初回起動時に自動でBCD領域をバックアップする機能が追加されている。
なお、本バージョンからは商用ライセンスが導入されている。会社のPCをセッティングするのに利用したりする場合には、24.95米ドルで商用ライセンスを購入する必要があるので注意。商用ライセンスにはPDF形式のマニュアルや優先的なテクニカルサポートが提供されるほか、新しいバージョンがいち早く入手可能で、修復・復元用のリカバリディスクの提供も予定されているとのこと。非商用の場合は、ユーザー登録を行うことでこれまで通り無償で利用できる。
- 【著作権者】
- NeoSmart Technologies
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(非商用のみ。商用利用の場合は24.95米ドル)
- 【バージョン】
- 2.2(12/09/25)