NEWS(12/10/18 15:04)
スクリプト言語「Dart」の誕生から1年、Googleが開発キット「Dart SDK」安定版を公開
「Dart VM」を内蔵した「Dartium」や「Eclipse」ベースの開発環境「Dart Editor」も
米Google Inc.は16日(現地時間)、プログラミング言語「Dart」のソフトウェア開発キット「Dart SDK」の安定版を初めて公開した。Windows/Mac OS X/Linuxに対応しており、現在、公式サイト“dartlang.org”から無償でダウンロードできる。
「Dart」は、Webアプリケーションのためのスクリプト言語。オープンソースで開発されており、初めてプレビュー版が公開されてからちょうど一周年にあたる。
「Dart」には、大規模開発には必須のオブジェクト指向、静的型付け、構文スコープといったJavaScritに欠けた機能が多数盛り込まれている。実行はJavaと同じく仮想マシン(VM)上で行われる仕組みだが、VMがない環境ではJavaScriptへ変換して実行することも可能。
今回、初めての安定版(M1)が公開された「Dart SDK」には、Dartスクリプトを実行するための仮想マシン「Dart VM」、DartスクリプトをJavaScriptへ変換するコンパイラー「dart2js」、パッケージ管理システム「Pub」、および各種ライブラリが含まれている。
そのほかにも、「Dart VM」を内蔵した「Chromium」ベースのWebブラウザー「Dartium」や、「Eclipse」ベースの開発環境「Dart Editor」も用意されている。
- 【著作権者】
- Google Inc.
- 【対応OS】
- Windowsなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- M1(12/10/16)