ニュース

「FFmpeg」がメジャーバージョンアップ、最新安定版v1.1が公開

フリーのオーディオフォーマット“Opus”へのエンコードなどをはじめとする機能強化

 「FFmpeg」の最新安定版v1.1(コードネーム:Fire Flower)が、6日に公開された。昨年9月に公開されたv1.0以来のメジャーバージョンアップとなる。

 「FFmpeg」は、音声・動画ファイルのフォーマットを変換するコマンドラインツール「ffmpeg」、ストリーミングサーバー「FFserver」、メディアプレイヤー「ffplay」、メディアファイルの解析ツール「ffprobe」および各種ライブラリからなるマルチメディアフレームワーク。オープンソースで開発されており、LGPLまたはGPLにもとづきライセンスされている。

 v1.1では、“libopus”ライブラリを利用した“Opus”(フリーのオーディオフォーマット)のエンコードに対応したほか、「FFserver」で利用されるフォーマット“FFM(FFserver live feed)”を拡張し、バージョンごとの互換性を向上させた“FFM2”をサポート。そのほかにも、字幕フィルターの強化やマルチスレッドによるH.264の解像度・ピクセルフォーマットの変更といったさまざまな機能改善が施されている。

 「FFmpeg」のソースコードは、現在、公式サイト“ffmpeg.org”からダウンロード可能。Windows向けのバイナリは“Zeranoe FFmpeg”からダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「FFmpeg」
【著作権者】
ffmpeg.org
【対応OS】
-
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.1(13/01/06)

(柳 英俊)