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“H.265/HEVC”“VP9”デコーダーを搭載した「FFmpeg 2.1」が公開

以前のバージョンで発見された脆弱性の修正も

「FFmpeg」

 オープンソースのマルチメディアフレームワーク「FFmpeg」の最新安定版「FFmpeg 2.1」(コードネーム:Fourier)が、28日に公開された。現在、公式サイト“ffmpeg.org”から無償でダウンロード可能。Windows向けのバイナリは“Zeranoe FFmpeg”からダウンロードできる。

 「FFmpeg 2.1」は、「FFmpeg 2.0」に代わる新しい安定版。“H.265/HEVC”“VP9”コーデックのデコーダーが搭載されたほか、RTMPストリーミングのシーク、JPEG画像からの“Exif”メタデータの読み取り、SFTPプロトコルによる通信といった新しい機能が数多く盛り込まれている。また、“WebP”デコーダーではロスレス圧縮とアルファ値をサポート。MatroskaコンテナではOpus形式のオーディオがサポートされた。

 なお、本バージョンには以前のバージョンで発見された脆弱性の修正も含まれている模様(公式サイトのセキュリティ情報ページは未更新)。

(柳 英俊)