ニュース

無償の2Dキャラクターアニメ作成ツール「えもふり」v3.5.2が公開

複数パーツの表示・非表示を一括して切り替えるなど作業効率を上げる機能を搭載

「E-mote Free Movie Maker」v3.5.2

 (有)エムツーは4月28日、2Dイラストをもとに比較的簡易な作業でキャラクターアニメーションを制作できるツール「E-mote Free Movie Maker(通称・えもふり)」v3.5.2を公開した。Windows Vista以降に対応しており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 「えもふり」は、同社が提供している2Dアニメーション制作環境「E-mote」の個人利用向け無償版。最小限のパーツ画像から動きを補完してキャラクターをなめらかにアニメーションさせることが可能で、作成したアニメーションはアニメーションGIFやWMV動画などで出力できる。なお、個人での活動に限り、商用利用も認められている。

 今回のバージョンアップでは、3月30日に公開された「E-mote」製品版v3.5で追加された機能の一部が取り込まれている。

 新たに追加された“属性カンプ”機能では、複数パーツの表示・非表示設定を“属性カンプ”としてまとめて保存・読み込むことが可能。さらに、“アニメーションカタログ”を出力可能になった。タイムライン編集上で複数作成したしぐさのデータを、1つのHTML形式カタログへ一括して出力できる。

 また、親となるPSDと差分を書き込んだPSDの2ファイルを“2つまとめてインポート”でまとめて利用可能になった。親となるPSDファイルと同時に差分となるPSDファイルを読み込み、差分側のデータを親となるPSDのデータに追加した上でモーション作成の素材として利用できる。

 加えて、パーツに“ピクセレートフィルタ”を指定することで、そのパーツの表示部分にモザイクをかけられるようになった。このモザイクは、パーツの並び順を無視して当該部分の全てのパーツに適用される仕組み。

ソフトウェア情報

「E-mote Free Movie Maker」
【著作権者】
(有)エムツー
【対応OS】
Windows Vista以降
【ソフト種別】
フリーソフト(個人利用のみ)
【バージョン】
3.5.2(15/04/28)

(市川 祐吉)