レビュー

“コルタナ”が既定のWebブラウザーを使ってくれない問題を解決する「EdgeDeflector」

軽量で常駐もしないのがうれしい

「EdgeDeflector」v1.0.1.0

 「EdgeDeflector」は、どうしても「Microsoft Edge」で開かれるリンクを既定のWebブラウザーで開けるようにするツール。Windows 10に対応するフリーソフトで、“GitHub”のプロジェクトページからダウンロードできる。

「設定」アプリの[システム]-[既定のアプリ]画面

 Windows 10では「設定」アプリの[システム]-[既定のアプリ]画面にある“Web ブラウザー”を変更すると、リンクを「Microsoft Edge」以外のWebブラウザーで開くことができる。しかし、パーソナルアシスタント“コルタナ”で開くリンクや組み込みの一部ヘルプリンクの表示には、[既定のアプリ]の設定にかかわらず「Microsoft Edge」が使われる。これはリンクのプロトコルが“http”や“https”ではなく“microsoft-edge”となっているためだ。

 本ソフトは、この“microsoft-edge”プロトコルのリンクを、既定のWebブラウザーへリダイレクトするヘルパーアプリ。このソフトを利用すれば、“コルタナ”やヘルプのリンクも好みのWebブラウザーで開くことができる。動作するのはシステムがリンクを受け取った瞬間だけなので、システムに常駐することもない。

 利用するには、まず“GitHub”のプロジェクトページから“EdgeDeflector.exe”をダウンロードし、適当な場所へ配置する。配置する場所はどこでもよいようだが、誤って移動や削除してしまわない場所がよいだろう。作者は“C:\Program Files\”を推奨している。

 次に、配置した“EdgeDeflector.exe”を一度だけ実行する。すると「EdgeDeflector」がシステムに登録され、“microsoft-edge”リンクを開く(たとえば“コルタナ”でWeb検索する)とアプリケーションを選択するダイアログが現れるようになる。あとはこのダイアログで「EdgeDeflector」を選択すればよい。次回からは“microsoft-edge”リンクが既定のWebブラウザーで開かれるようになる。

アプリケーションを選択するダイアログで「EdgeDeflector」を選択
“コルタナ”が既定のWebブラウザーを使ってくれるようになる
“プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ”画面

 なお、“microsoft-edge”リンクの設定を間違ったり、元の「Microsoft Edge」へ戻したい場合は、「設定」アプリの[システム]-[既定のアプリ]画面下にある“プロトコルごとに既定のアプリを選ぶ”リンクをクリックし、開いた画面で“microsoft-edge”プロトコルの設定を変更すればよい。

ソフトウェア情報

「EdgeDeflector」
【著作権者】
Daniel Aleksandersen 氏
【対応OS】
Windows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.1.0(17/02/14)