レビュー

Windows 7/8.1のISOイメージファイルをDVDやUSBメモリへ書き込むMicrosoft公式ツール

ウィザード形式で簡単にブータブルメディアを作成

「Windows USB/DVD Download Tool(WUDT)」v1.0

 「Windows USB/DVD Download Tool(WUDT)」は、「Windows 7」「Windows 8.1」のISOイメージファイルをDVDやUSBメモリへ書き込むためのツール。Windows 7/8.1に対応するフリーソフトで、Microsoftのダウンロードセンターからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

 WindowsのISOイメージからブータブルメディアを作成するために、Microsoftが公式に提供しているイメージライター。もともとは「Windows 7 USB/DVD Download Tool」という名前で、同社ストアでWindowsを購入したユーザー向けに提供されていた。ところが2009年、「Windows 7 USB/DVD Download Tool」の一部にGPLのソースコードが無断で流用されていたことが発覚。“CodePlex”でオープンソース化した上で、すべてのユーザーに開放されたという経緯を持つ。

ダウンロードの際は“ja-JP.exe”で終わるファイルを指定すれば、日本語にローカライズされたバージョンを入手できる

 “CodePlex”はすでに閉鎖されているが、ソースコードは今でもアーカイブサイトで閲覧可能。ダウンロードセンターでのバイナリ提供も、「Windows USB/DVD Download Tool」という名前で継続されている(ソフト内では旧称が使われている)。ダウンロードの際は“ja-JP.exe”で終わるファイルを指定すれば、日本語にローカライズされたバージョンを入手することが可能だ。

 本ソフトには“Download Tool”という名前が付けられているが、ダウンロード機能は備えておらず、あくまでも既存のISOイメージファイルをDVDやUSBメモリへ書き込む(バックアップする)ためのツールだ。ISOイメージファイルは、ユーザーが用意しておく必要がある。

 使い方は簡単で、ウィザードに従って操作を進めていくだけでよい。ISOイメージファイルの指定、メディアの種類の選択、ドライブの指定、作成処理の開始という4ステップで簡単にブータブルメディアが作成できる。ブータブルメディアの作成時には、メディアがフォーマットされることだけには注意したい。

ステップ2:メディアの種類の選択
ステップ3:ドライブの指定
ステップ4:作成処理の開始

 なお、Windows 10のブータブルメディアを作成したい場合は、「Windows 10 メディア作成ツール」が利用可能(参考記事)。こちらも同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Windows USB/DVD Download Tool」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(18/01/09)