レビュー

Windowsのシステムフォントを手軽に変更できる「Advanced System Font Changer」

パーツごとに異なるフォントを設定できる点や一部外観のカスタマイズが行える点が特徴

「Advanced System Font Changer」v1.1.0.30

 「Advanced System Font Changer」は、Windowsのシステムフォントを手軽に変更できるツール。Windows 7/8/10に対応するフリーソフトで、開発元のWebサイトからダウンロードできる。

 「Windows 10」ではユーザーインターフェイスのフォントとして「Yu Gothic UI」を採用しているが、これを好まないユーザーは少なくない。また、他のフォントへ変更しようと思っても、「コントロール パネル」から設定画面が削除されてしまっており、レジストリの編集に慣れていない入門者にとってはハードルが高い。

 そこでシステムフォントを簡単にカスタマイズするためのツールがいくつか有志によって開発されていが、今回紹介する「Advanced System Font Changer」もその1つだ。カスタマイズオプションが比較的豊富な点や、システムフォント以外の外観カスタマイズも一部行える点が特徴といえる。

カスタマイズ前
カスタマイズ後(「UD デジタル 教科書体」を利用した例)

 本ソフトを実行すると、最初にレジストリをバックアップするかを尋ねるダイアログが現れる。本ソフトには初期設定へ戻す機能が備わっているが、念のためダイアログに従い、バックアップを行っておくことをお勧めする。万が一、初期設定へ戻す機能が機能しなくても、保存したREGファイルを実行すれば元の状態へ戻すことができる。

 メイン画面はタブインターフェイスになっており、[Font]タブでシステムフォントのカスタマイズが行える。本ソフトでは、ウィンドウのタイトルバー、メニュー、メッセージボックス、パレットタイトル、アイコンの名前、ツールチップにそれぞれ異なるフォントを割り当てられる。

 また、[Advanced]タブではファイルのアイコンやメニュー、スクロールバーの外観をカスタマイズすることが可能。カスタマイズが完了したら、[Font]タブと[Advanced]タブで加えた変更を[Change]タブで確認し、[Apply]ボタンを押そう。ダイアログに従ってサインアウト・サインインを行うと、設定が反映されるはずだ。設定が気に入ったら、[Export]ボタンでレジストリファイルとして書き出しておこう。OSの再インストールなどでシステムフォントの設定が初期化されてしまっても、エクスポートしておいたレジストリファイルを実行すれば簡単に好みの設定へ戻すことができる。

[Advanced]タブ
[Change]タブ

ソフトウェア情報

「Advanced System Font Changer」
【著作権者】
WinTools
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.0.30(17/10/08)