レビュー

接続されたシリアルデバイスのポート番号をデスクトップ通知してくれる「PortPop」

ドライブの抜挿を検知してドライブレターを知らせる機能も

「PortPop」

 「PortPop」は、シリアルポートへのデバイス接続・切断をデスクトップへ通知してくれるタスクトレイ常駐型アプリ。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、動作には.NET Framework 3.5以降が必要。編集部にてWindows 10で動作を確認した。オープンソースで開発されており、“GitHub”のプロジェクトサイトからダウンロードできる。

 新しいシリアルポートにデバイスが割り当てられるたびに、「デバイス マネージャー」を開いてポート番号を調べるのが面倒という理由で開発されたシンプルなツール。USBポートなどにデバイスを接続すると、そのポート番号をデスクトップへバルーンで通知してくれる。確かに筆者も、IoTボード“M5Stack”で遊んでいたとき、USB接続したボードのシリアルポート番号(“COM1”“COM2”など)を調べるのが面倒に感じた経験がある。そういったとき、このようなツールがあれば便利だろう。

 また、本ソフトはデバイスを抜いたときもバルーン通知をデスクトップに表示してくれる。誤ってデバイスを切断してしまった、意図せずデバイスが切断されてしまったことに気付けるため、余計なトラブルを防止するのにも役立つかもしれない。

 なお、本ソフトにはおまけとして、USBメモリなどを抜挿した際にも通知を出す機能も備えている。接続されたドライブ名が簡単に確認できて便利だが、この機能は既定で無効化されている。タスクトレイアイコンの右クリックメニューから機能を有効化する必要があるので注意したい。

タスクトレイアイコンの右クリックメニュー
ドライブの抜挿を検知してドライブレターを知らせる機能も

ソフトウェア情報

「PortPop」
【著作権者】
tomozh 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(18/09/29)