レビュー

いつまで経っても古臭いままのWindowsバージョン情報ダイアログに対するアンチテーゼ

データのコピーも可能な「Winver UWP」v2.0

「Winver UWP」v2.0

 「winver」は、OSのエディションやバージョンを確認するコマンドだ。[ファイルを指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)や「コマンド プロンプト」「Windows Terminal」、OSの検索画面([Windows]+[S]キー)などからこのコマンドを実行すると、デスクトップにバージョン情報ダイアログが現れる。

[ファイルを指定して実行]ダイアログ([Windows]+[R]キー)などから「winver」を実行
デスクトップにバージョン情報ダイアログが現れる

 しかし、このバージョン情報ダイアログはかなりの間アップデートされておらず、最近流行りのダークモードにも対応していない。表示されている情報をクリップボードへコピーすることもできず、あまり使い勝手がよいとは言えない。そこで開発されたのが、今回紹介する「Winver UWP」だ。

 このアプリは「Fluent Design System」に準拠したデザインが特徴で、掲載されている情報量こそ「winver」とたいして変わらないが、「設定」アプリなどでもお馴染みの開閉ヘッダーなどを活用したモダンな作りになっている。もちろん、ダークモードにもしっかり対応。実用性もなかなかで、システム情報をクリップボードへコピーするボタンも備える。

「Winver UWP」はWindows 11の「Fluent Design System」に準拠したデザイン。ダークモードにもしっかり対応する

 ちなみに、筆者の環境では以下のようなOS仕様がクリップボードへコピーされる。

「Winver UWP」でコピーできる情報
Edition         Windows 11 Pro
Version         21H2
Installed on    2021/10/05
OS build        22000.469
Experience      Windows Feature Experience Pack 1000.22000.469.0

 これは「設定」アプリの[システム]-[バージョン情報]-[Windows の仕様]セクションでコピーできる情報とほぼ同じものだ。

[システム]-[バージョン情報]-[Windows の仕様]セクション
[システム]-[バージョン情報]-[Windows の仕様]セクションでコピーできる情報
エディション	Windows 11 Pro
バージョン 21H2
インストール日 2021/10/05
OS ビルド 22000.469
エクスペリエンス Windows 機能エクスペリエンス パック 1000.22000.469.0

 「Winver UWP」は現在、「Microsoft Store」から無償でダウンロード可能。Windows 10 バージョン 1809以降で利用できる。

ソフトウェア情報

「Winver UWP」
【著作権者】
Dongle 氏(@dongle-the-gadget)
【対応OS】
Windows 10 バージョン 1809以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0.0(22/01/10)