REVIEW(09/11/10)
デスクトップを恐怖のファイル墓場に変えるごみ箱ソフト「おはかアプリ」
ファイルを捨てると現れる墓石から亡霊が浮かび上がり、デスクトップを漂う
「おはかアプリ」は、ファイルを捨てるとデスクトップ上へ墓石が立ち並ぶ棺桶型のごみ箱ソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。(株)カヤックの運営する開発プロジェクト“BM11”のWebサイトからダウンロードでき、動作にはAdobe AIRが必要。
本ソフトを起動すると、不気味なBGMが流れ出すとともに、全画面でホラーチックな墓場の光景と“おはかアプリ”のロゴが表示される。その後、デスクトップの右上へドラキュラが住みそうな棺桶が表示される。この棺桶にファイルをドラッグ&ドロップすると激しい雷が走り、ファイルが削除される仕組み。
Windows標準の“ごみ箱”と大きく異なるのは、ファイルを捨てると捨てたファイルの分だけ墓石がデスクトップへ立ち並ぶこと。大量のファイルを捨てるとデスクトップが墓石だらけになり、“ファイル墓場”と化してしまう。
また、墓石をクリックするとフキダシが現れ、ファイル名と削除した日付を確認できる。ただし、削除した日付は“没年”として表示されるのが不吉だ。なお、本ソフトへドラッグ&ドロップしたファイルは、“ごみ箱”のようには復元できないので注意。
墓石を消したいときは、棺桶をクリックしてみよう。棺桶をクリックするとデスクトップが暗転し、マウスカーソルが十字架に変化するとともに、ゾンビが現れそうなBGMが流れ出す。さらに、墓石からファイルの亡霊が浮かび上がり、デスクトップを漂う。この亡霊を十字架カーソルでクリックし、退治すると墓石を消すことが可能。大量の亡霊をクリックするのが面倒な場合は、棺桶をクリックすることで亡霊を一括退治できる。
ちなみに、本ソフトは“@IT デザインハック”主催のコンテスト“第3回おばかアプリ選手権”に出品され、“デイリーポータルZ賞”を受賞しているという。
- 【著作権者】
- (株)カヤック
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(09/11/04)