REVIEW(09/12/25)
“thumbs.db”ファイルの中身を覗ける「Thumbnail Database Viewer」
エクスプローラが勝手に作成するサムネイル画像のキャッシュの内容を閲覧できる
「Thumbnail Database Viewer」は、サムネイル画像のキャッシュファイル“thumbs.db”などの内容を閲覧できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。
“thumbs.db”とは、エクスプローラが画像ファイルのサムネイルを表示する際に、作成した縮小画像を保存しておくキャッシュファイル。画像をキャッシュとして保存しておけば、次回からはフォルダ閲覧時に一から縮小画像を作成する手間を省け、より高速に画像ファイルのサムネイルを表示できるというわけだ。“thumbs.db”は通常隠しファイルになっているが、環境によっては見えることもあるので何のファイルか不思議に思った人も多いのではないだろうか。
本ソフトは、そんな“thumbs.db”の内容を閲覧できるソフト。“thumbs.db”のほかにも、「Windows Media Center」が作成する“ehthumbs.db”や、Windows Vista以降ユーザーフォルダ内で一元管理されるようになったサムネイル用キャッシュファイル“thumbcache_*.db”にも対応している。
画面はメールソフトに見られるような3ペイン構成になっている。利用するには、まず左上のツリーからフォルダを選択する。当該フォルダに“thumbs.db”などのキャッシュファイルがあれば、ツリー下部にリスト表示されるので、それを選択すれば右ペインへファイルに含まれる縮小画像が表示される。
画面最下部のステータスバーからは、キャッシュファイルに含まれる縮小画像の数やそのピクセルサイズを知ることも可能。また、設定画面からは本ソフトをキャッシュファイルに関連付けることもできる。
- 【著作権者】
- Igor Tolmachev 氏
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows XPで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0(08/12/18)