REVIEW(10/06/28)
JR東日本のE231系に設置されている電光掲示板を再現する「LED Matrix of Train」
駅名や案内を記述したCSVファイルを作成してオリジナルの情報を表示できる
「LED Matrix of Train」は、電車の車内電光掲示板をデスクトップ上に設置できるソフト。Windows Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
JR東日本のE231系をはじめとする電車には、扉の上側に“次は 吉祥寺”などの案内を表示する電光掲示板が設置されている。この案内には、次の停車駅や行き先が表示されるだけでなく、“大雨の影響で、上り線の一部列車に遅れが出ています。”といった運行情報がスクロール表示されることもあるため、通勤や通学で毎日同じ電車に乗っていても、なんとなく眺めてしまうものだ。
本ソフトは、駅名などの情報を記載したCSVファイルを読み込むことで、その内容を電光掲示板風のウィンドウに表示する仕組み。起動するとファイル選択ダイアログが表示されるので、まずは本ソフトに同梱されるサンプルデータを読み込んでみよう。するとリアルな電光掲示板がデスクトップ上に現れ、次々と駅名が表示されたり、案内がスクロールしたりと、あたかも電車に乗っているような気分を味わえる。
サンプルデータは、“中央・総武線【各停】(三鷹→千葉)”や“湘南新宿ライン【特快】(高崎→小田原)”など、実際にE231系が運行している路線を再現したものを中心に全8種類が用意されている。
また、標準では電光掲示板の周りにウィンドウの枠が表示されるが、起動オプションに“/W”をつけることで、枠を消して電光掲示板の部分のみを表示することも可能。より車内の雰囲気に近付けたいという人は、この設定を利用しよう。
サンプルデータだけでは物足りないという人は、同梱のサンプルデータや“データファイルの作り方.txt”を参考にして、オリジナルのCSVファイルを作成してみよう。駅名や案内など電光掲示板に表示される内容を入力したり、文字の色などを指定していけば、現実にはない理想の路線を生み出すことが可能だ。また、インターネット上からJRの運行情報を取得して本ソフト上に表示する機能も備える。
- 【著作権者】
- ふぃろ 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(10/06/01)