REVIEW(10/07/26)
管理者権限アプリをUACなし起動するショートカットを作成「UAC Trust Shortcut」
“UAC”機能の存在を考慮しない古いソフトや管理者権限での利用が多いソフトに
「UAC Trust Shortcut」は、任意のアプリケーションを“UAC”機能を経由せずに管理者権限で起動可能なショートカットを作成できるソフト。Windows Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
“UAC(ユーザーアカウント制御)”とはWindows Vista以降に搭載されているセキュリティ機能で、ウイルスや不正なプログラムなどによって、ユーザーが知らないうちにソフトが実行されてしまうことを防いでくれるありがたい機能だ。しかし一方で、いちいち現れる警告ダイアログがわずらわしく、確認もせずに承認してしまうユーザーや、UAC自体をOFFにしているユーザーも多い。それではせっかくのセキュリティ機能も意味がない。
そこで、十分に信頼できるソフトに対してはUAC機能を経由せずに利用できると便利だろう。「UAC Trust Shortcut」は、そういった要望に応えてくれるソフト。任意のアプリケーションをUACなしで利用できる特別なショートカットを作成できる。
たとえば、UAC機能の存在を考慮しない古いソフトを利用する場合や、開発環境やコマンドプロンプトなど、管理者権限で利用するシーンの多いソフトで利用するのに適している。
使い方は簡単で、UAC機能を経由せずに利用したいアプリケーションと、ショートカットの名前を指定し、“Add now”リンクをクリックするだけでよい。すると、指定したアプリケーションを起動するショートカットがデスクトップ上に作成される。このショートカットを利用すると、UAC機能ではなく本ソフトが管理するバックグラウンドサービスを経由して、指定したアプリケーションを管理者権限で起動できる仕組み。
そのため、本ソフトを利用するにはバックグラウンドサービスが実行されている必要がある。Windowsの起動時にデスクトップ右下に表示される本ソフトの通知ウィンドウなどから、バックグラウンドサービスを起動するようにしよう。
- 【著作権者】
- ITknowledge24.com
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.1