REVIEW(10/09/09)
計測中の最低・最高温度も確認可能なCPU専門のシステムモニター「Core Temp」
CPUの周波数や電圧などの情報とともに、温度や使用率をリアルタイムに表示
「Core Temp」は、CPUの各コアごとの温度や使用率を確認できるソフト。Windows XP/Server 2003/Vista/7および同64bit版に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
300ピクセル四方ほどのシンプルなメイン画面のなかに、CPUに関するさまざまな情報が詰め込まれており、画面上部にはCPUの名前や対応するソケットのほか、周波数や電圧などの情報が表示される。また画面下部には、リアルタイムにCPUの各コアごとの温度と使用率が数値で表示される。メイン画面は、表示する情報を絞り込み、タイトルバーを非表示にしたコンパクトな表示へ切り替えることも可能。
さらに、モニタリング中にCPU温度が最も高くなった値と低くなった値をコアごとに表示する機能を備えるほか、CPUが正常に動作できる限界の温度を示す“Tjunction Max”の値を確認することも可能。とくに最低温度と最高温度を表示する機能は、CPUファンを取り替えた際など、いつも以上にCPU温度の変化に気を配りたいときに重宝するだろう。
そのほか、CPUがあらかじめ指定しておいた温度に達した際に、タスクトレイからバルーンを表示したり、タスクバーアイコンを点滅させて通知する機能も備える。このとき、任意のプログラムを実行したり、Windowsをシャットダウンさせるように設定しておくことも可能。
また本ソフトでは、タスクトレイに複数のアイコンを常駐させて各コアの温度や使用率といった情報を個別に表示できる上、Windows 7ではタスクバーボタンの背景色の変化を利用してCPUの温度などを確認することが可能だ。
- 【著作権者】
- Arthur Liberman 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 0.99.7.10(10/09/01)