REVIEW(10/12/24)
Windowsの起動時間を改善してくれるクラウド型ソフト「Soluto」
本ソフトのユーザーがどのような対策を講じたのかを事前に確認できる
「Soluto」は、スタートアップで起動するプログラムを整理できるソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。動作には、.NET Framework 3.5 SP1が必要。
Windowsが起動後に安定するまでの時間は一般に、Windowsを使い込むほど長くなっていく。これは、さまざまなアプリケーションをインストールした結果、知らないうちにスタートアップで起動するプログラムが増えていくからだ。
この問題は、Windowsをクリーンインストールしたり、リカバリーすることで完全に解決するが、手間がかかるので気軽には実行できない。また、スタートアップ起動のプログラムを手動または専用ソフトでカスタマイズする方法もあるが、それ相応の知識を要する。
そこで「Soluto」を利用すれば、スタートアップ起動のプログラムを停止したり、その起動に遅延時間を付加し、手軽にWindowsの起動時間を改善することができる。本ソフトをインストールしたら、まずWindowsを再起動しよう。すると、Windowsの起動時間をプログラム単位で計測するとともに、スタートアップで起動したプログラムを一覧表示してくれる。
このとき、クラウド技術で収集した情報をもとに、不要なプログラムとその改善策を提案してくれるのが本ソフト最大の特長。たとえば、本ソフトのユーザーが各プログラムに対してどのような対策を講じたのか、円グラフでその傾向を確認することが可能。
つまり、あくまでも参考ではあるものの、Windowsの動作に影響を与えないであろうプログラムがわかり、まったく知識がない状況よりは安全にWindowsの起動時間を改善できるというわけだ。また、グラフィカルなユーザーインターフェイスも使いやすさに貢献しており、あらゆる機能を直感的に操作できる。
- 【著作権者】
- Soluto
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.1132.0 Beta