REVIEW(11/07/07)
パソコンの動作が遅い問題を簡単に診断・解決できるマイクロソフト公式ツール
ウィザードに答えていくだけで動作速度低下の原因を診断・改善できる
“Microsoft Fix it”は、ちょっとしたシステムの設定変更で修正できる問題を、ウィザードに答えていくだけで簡単に解決できるマイクロソフト公式のツールで、セキュリティに関する修正からハードウェアのトラブル解決まで、実にさまざまなものが公開されている。そのなかでも今回紹介する「診断ツール Fix it : パソコンが重い、パソコンの動作が遅い問題」は、Windowsの動作が重い症状を改善できる“Microsoft Fix it”だ。
本ツールは、意図せず電力プランが“省電力”に設定されていたり、複数のウイルス対策ソフトが動作していたり、起動時に大量のプログラムを自動実行しているといった、Windowsの動作を重くする可能性のある原因を診断して、それを修復するのを助けてくれるというもの。Windowsの動作が遅い原因は、OSそのものではなく、実行中のアプリケーションや不適切な設定にある場合が少なくない。本ツールを活用して、適切な設定へ修正すれば、動作速度の改善が期待できる。
なお、本ツールを利用すると電源プランが自動的に“バランス(推奨)”へと変更されるので注意。今夏の電力需給逼迫により節電対策が求められている場合は、下記リンクの記事で紹介している、マイクロソフト推奨の節電設定を施す「Windows PC 自動節電プログラム」を別途インストールするとよいだろう。このツールも“Microsoft Fix it”として提供されている。
【14:15追記】
編集部にてWindows XPで試用したところ、サポート外のOSであると表示されて利用できなかった。編集部では、Windows 7で動作を確認している。