REVIEW(12/06/06)
立方体を並べて立体を作る“3Dドット絵”作成ツール「CUBE-GYM」
マス目に色のついた立方体をドット絵のように並べ、それを重ねることで立体化
「CUBE-GYM」は、ポリゴンなどの知識がなくても簡単な3DCGを作成できるソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。
“キャンバス”と呼ばれる平面に色のついた立方体“キューブ”をドット絵のように並べ、キャンバスを上下にずらしてキューブを重ねることで立体化していくのが特徴。複雑な立体は作成できないが、特別な知識がなくても3DCGが作成できる。また、解像度の粗いドット絵ならではのかわいらしいCGを作成できるのもうれしい。
画面の左上には、キャンバスや全体の枠線、地面の表示・非表示を切り替えたり色を変更できるボタンが並んでいるほか、キューブの色を変更したり、キューブの表示方法を枠線のみ・枠線と平面・平面のみの3種類から切り替えるボタンなどが表示されている。また、画面の右上にあるボタンからはキャンバスの向きを垂直に変更したり、キャンバスを移動できるほか、選択したキャンバス上にあるキューブをコピー・ペーストすることが可能。
画面の左下からは、アンドゥ・リドゥと画面の拡大・縮小ができるほか、画面右下からは、現在画面に表示されているCGをボタン類を除いた状態でBMP/JPEG/GIF/PNG/TIFF画像として保存できる。また、画面の四辺からは画面のスクロールと回転が可能。
キャンバス上でマウスの左ボタンを押すとキューブが出現し、右ボタンを押すと消える仕組み。マウスのボタンを押したままマウスカーソルを移動すれば、連続でキューブを出現させられる。
キャンバスのマス目の数は、画面左上の歯車型ボタンを押すと表示されるメニューから、[キューブのサイズ(X,Y,Z)を変更]項目を選択すると現れるダイアログで変更可能。また、歯車型ボタンのメニューから[キューブの比率を変更]項目を選ぶと表示されるダイアログからはキューブの縦・横・奥行きの比率を個別に変更でき、細長い直方体を使った3DCGを作成することが可能。
さらに、歯車型ボタンのメニューで[線幅]-[ワイヤーフレーム]項目を選ぶと表示されるダイアログでは、キューブの枠線の太さを変更することが可能。枠線を太くすると“ドット感”が強調され、手軽に“3Dドット絵”のかわいらしさを強調できる。
そのほか、[ファイル]メニューから作業状態を独自形式で保存可能。
- 【著作権者】
- (株)ソフトリンクス
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(11/12/15)