レビュー
Windows/Officeのオフラインアップデートディスクを作成「WSUS Offline Update」
GPLライセンスの元、オープンソースで開発
(2013/1/11 10:37)
「WSUS Offline Update」は、「Microsoft Windows」および「Microsoft Office」をオフラインでアップデートするためのディスクやUSBメモリを手軽に作成できるソフト。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8で動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、以下の製品の更新プログラムをMicrosoftのダウンロードセンターからダウンロードして、オフラインで利用可能なアップデーターを作成することが可能。オープンソースで開発されている(ライセンスはGPL)。
- Windows XP(64bit)
- Windows Server 2003(32bit/64bit)
- Windows Vista(32bit/64bit)
- Windows Server 2008(32bit/64bit)
- Windows 7(32bit/64bit)
- Windows Server 2008 R2(64bit)
- Windows 8(32bit/64bit)
- Windows Server 2012(64bit)
- Office 2007
- Office 2010
加えて、「Windows XP(32bit)」と「Office 2003」もサポートされている。ただし、あくまでも“レガシープロダクト”への対応という扱いなので注意。過度な期待は禁物だ。
利用するには、まずアップデートディスク(またはUSBメモリ)を作成する。書庫ファイルを適当なフォルダへダウンロード・解凍し、ジェネレーター(UpdateGenerator.exe)を実行しよう。続けて、アップデートの対象となる製品のチェックをONにし、[Start]ボタンを押せば“iso”フォルダへISOイメージファイルが作成される。あとは、それをDVD-Rディスクなどへ書き込めばよい。OSのサービスパック(SP)や「.NET Framework」「Microsoft Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ」といったコンポーネントをアップデートディスクに含めることも可能。
アップデートディスクを作成したら、オフラインアップデートを行うPCへ挿入し、インストーラー(UpdateInstaller.exe)を実行する。インストールの際は、同時にアップデートする追加コンポーネントを指定可能。グレーアウトされているコンポーネントは、すでにインストール済みであるか、インストールできないことを示す。
手軽さで言えば標準の“Windows Update”に軍配が上がるが、なんらかの理由で定額のブロードバンド回線が利用できない場合や、複数のPCを同時にメンテナンスしなければならない場合などに役立つだろう。
ソフトウェア情報
- 「WSUS Offline Update」
- 【著作権者】
- Torsten Wittrock 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 8.0(13/01/02)