レビュー

Windows 8標準のマルウェア対策機能を拡張する「Windows Defender Status Manager」

ウイルススキャン機能をファイルの右クリックメニューに追加。インジケーター機能も

「Windows Defender Status Manager」v1.0.0.5

 「Windows Defender Status Manager」は、Windows 8に搭載されているウイルス対策機能「Windows Defender」を使いやすく拡張してくれるソフト。Windows 8に対応するフリーソフトで、Windowsプラットフォームに関する情報サイト“ITknowledge24.com”からダウンロードできる。

 Windows 8の「Windows Defender」には、これまでオプションで無償提供されていたマルウェア対策ソフト「Microsoft Security Essentials(MSE)」が統合されており、悪意あるソフトからPCをリアルタイムで保護できるようになった。

 しかし、これはあくまでも必要最小限の機能を提供するに過ぎない。たとえば、右クリックメニューからファイルをウイルススキャンするといった、市販のセキュリティソフトではごく当たり前の初歩的な機能ですら用意されていない。

 そこでお勧めなのが「Windows Defender Status Manager」だ。ファイルの右クリックメニューへ、「Windows Defender」でファイルをウイルススキャンするという項目を追加してくれる。メニュー項目を追加するかどうかは、インストール時に選択する仕組み。

 このメニューを利用すれば、サードパーティ製のセキュリティソフトがインストールされていて、「Windows Defender」が無効化されている場合でも、「Windows Defender」によるウイルスチェックが可能。“セカンドオピニオン”用のウイルスチェックソフトとして「Windows Defender」を活用したい場合にも役立つ。

ファイルの右クリックメニューへ「Windows Defender」でファイルをウイルススキャンするという項目を追加
タスクトレイに常駐し「Windows Defender」の状態をアイコンで示してくれる

 また、本ソフトは起動するとタスクトレイに常駐し、「Windows Defender」の状態をアイコンで示してくれる。アイコンをダブルクリックするだけで、「Windows Defender」へアクセスできるのも便利。「Windows Defender」のインジケーター兼ランチャーとしても便利だろう。

 なお、タスクトレイアイコンが常に“Disabled(無効)”と表示されてしまう場合は、「Windows Defender」のリアルタイム保護機能の有効化・無効化を一度切り替えてみるとよいようだ。

ソフトウェア情報

「Windows Defender Status Manager」
【著作権者】
ITknowledge24.com
【対応OS】
Windows 8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.5

(柳 英俊)