レビュー
物理マウスが使えなくなった時に便利。テンキーでマウスを操作できる「NeatMouse」
1ピクセル単位の細かいマウス操作が必要な場合にも役立つ
(2014/1/9 16:59)
「NeatMouse」は、テンキーを利用してマウスを操作できるようにするタスクトレイ常駐型ソフト。32bit版および64bit版のWindows XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトを利用すると、テンキーでマウス操作をエミュレート(模倣)することが可能。マウスが壊れてしまったり、ワイヤレスマウスの電池が切れてしまった場合であっても、代わりにテンキーでマウス操作を行うことができる。本ソフトはポータブルアプリケーションとしてインストールすることも可能。USBメモリなどに入れておけば、いつか役に立つかもしれない。
マウスエミュレーションの有効化・無効化は、[ScrollLock]キーで行う。マウスエミュレーションを有効化すると、[5]キー(マウスの中ボタンクリックが割り当てられている)を中心にその上下左右にあるキーを押すことで、マウスカーソルをその方向へ移動させることが可能。また、斜めに移動させることもできる。たとえば右下のキー([3]キー)を押せば、マウスカーソルが右斜め下へ移動する。[Alt]キーの押し下げでマウスカーソルの移動量を変えることも可能。広いデスクトップを効率よく移動するには必須の機能だ。
これらのキーバインドは、自分好みにカスタマイズすることが可能。カスタマイズしたキーバインドを保存することもできる。
本ソフトは何らかの理由で物理マウスが利用できなくなった場合以外にも、1ピクセル単位の細かい作業を行うといった用途にも役立つ。また、ペイントソフトのペンツールで直線を引くのにも便利。物理マウスの足らざるところを補うといった視点で自分なりの使い道を工夫してみるのも一興だ。
ソフトウェア情報
- 「NeatMouse」
- 【著作権者】
- Neat Decisions
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7(編集部にてWindows 8でも動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.02.058(13/12/26)