レビュー

“FlashAir”を定期チェックして写真を自動ダウンロードするコンソールアプリ「FADL」

ダウンロードしたファイルは更新日別にフォルダ分け

「FADL」v1.0
バッチファイルを作成しておくと便利

 「FADL(FlashAir DownLoader)」は、東芝製のWi-Fi内蔵SDカード“FlashAir”から写真をダウンロードするコンソールアプリ。Windows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Freamwork 3.5が必要。

 本ソフトを起動すると、“FlashAir”にある“DCIM”フォルダ以下を1秒間隔で定期的にチェックして、新しいファイルがあったらPCへ自動的にダウンロードしてくれる。拡張子はチェックしないので、写真だけでなく動画やRAWファイルもまとめてダウンロードすることが可能。また、ダウンロードしたファイルを更新日別にフォルダ分けしてくれるので、いつ撮影した写真かが一目でわかるのもよい。

 本ソフトはコマンドラインツールだが、使い方はそれほど難しくない。「コマンドプロンプト」で“(FADL.exeのパス) (カード名) (保存先のフォルダパス) 0”とコマンドを入力するだけだ。たとえば、“flashair”という名前の“FlashAir”カードに保存されたファイルを“C:\Pictures\Photo”以下へ保存したい場合は、以下の通りになる。

FADL flashair C:\Pictures\Photo 0

 毎回コマンドを入力するのは面倒なので、バッチファイルなどを作成しておくとよいだろう。

 なお、起動オプションにある“0”というフラグを“1”にすると、「FADL」はダウンロードしたファイルを“FlashAir”から削除しようとするが、このオプションは推奨されていないようだ。

ソフトウェア情報

「FADL」
【著作権者】
konalab
【対応OS】
Windows Vista/7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(13/09/16)

(柳 英俊)