レビュー

「Google Chrome」に独自のショートカットキーを割り当てる拡張機能「Keyconfig」

あらかじめ指定したWebページを開いたり、ブックマークレットを実行することも可能

「Keyconfig」v1.14.0
ショートカットキーを利用するとブラウザー画面左下にインジケーターが表示される

 「Keyconfig」は、「Google Chrome」に独自のショートカットキーを割り当てられるようにする拡張機能。編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。

 本拡張機能を利用すると「Google Chrome」のナビゲーション操作(戻る・進むなど)やタブ操作、ウィンドウ操作、スクロール操作などへ任意のショートカットキーを割り当てることが可能。ショートカットキーであらかじめ指定したWebページを開いたり、ブックマークレットを実行することもできる。キーボード操作が主体のユーザーにはぜひおすすめしたい拡張機能だ。

 本拡張機能をインストールしたら、まずWebページにフォーカスが当たっている状態で“config”と入力しよう。すると、「Keyconfig」の設定画面が現れるはずだ。このショートカットキーは初期状態で登録されている。

 新しいショートカットキーの割り当ては、[Actions]タブで行う。たとえば“[Ctrl]+[M]キーで窓の杜のサイトを開く”というアクションを登録するには、まず“Actions for normal mode”というラベルの下にあるテキストボックスで[Ctrl]+[M]キーを押す。テキストボックスに“C-m”と入力されたら、[Add]ボタンを押してショートカットキーのリストへ追加しよう。ちなみに“C-”は[Ctrl]キーとの組み合わせを、“M-”は[Alt]キーとの組み合わせを示す。一般のキーは小文字で表され、[Shift]キーと組み合わせた場合のみ大文字で表示される。

テキストボックスでキーを入力
キーボードショートカットを登録

 ショートカットキーをリストへ追加したら、[アクションなし]ボタンをクリックしてキーにコマンドを割り当てよう。本拡張機能にはあらかじめさまざまなコマンドがプリセットされており、ボタンを押すだけでキーへコマンドを割り当てることができる。今回のように特定のWebサイトを開くには、“ナビゲーション”欄にある[go to #1]コマンドを選択すればよい。

 コマンドを選択するとショートカットキーにURLと名前を入力するテキストボックスが追加されるので、窓の杜のURLとアクションの名前を設定すればセットアップは完了。[F5]キーを押してページをリロードして設定を反映させ、[Ctrl]+[M]キーを押せば、窓の杜のサイトへアクセスできるはずだ。同様の設定を“limited mode”で行えば、[Esc]キーを押して明示的にモードを切り替えたときだけショートカットキーが作動するようになるので、ショートカットキーの干渉や誤動作を防ぐことができる。

プリセットされたコマンドを選択してキーに割り当てる
URLとアクションの名前を設定すればセットアップは完了

 なお、本拡張機能で設定したショートカットキーはWebページにフォーカスがないと発動しないので注意。正しく設定されているのにショートカットキーが利用できない場合は、オムニバーやダウンロードバーなどにフォーカスがないかチェックしよう。

 そのほかにも、RSSリーダー「livedoor Reader」と同じナビゲーションを再現する“LDRize”や、テキストボックスで「vi」風の入力を実現する“vi like actions”などが利用できる。

ソフトウェア情報

「Keyconfig」
【著作権者】
os0x 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.14.0(13/04/23)

(樽井 秀人)