レビュー
SSD/HDDの健康状態をモニタリングしてわかりやすく表示「HDD Guardian」
オープンソースのコマンドラインツール「smartctl」のGUIフロントエンド
(2014/9/29 15:27)
「HDD Guardian」は、ディスクドライブの自己診断機能“S.M.A.R.T.”を利用してシステム内のSSD/HDDの健康状態をモニタリングできるソフト。Windows 7/8に対応しており、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。“CodePlex”のプロジェクトページからダウンロードでき、動作には.NET Framework 4が必要。
本ソフトは、ディスクドライブのハードウェア情報を取得したり、ヘルステストを実施することができるオープンソースのコマンドラインツール「smartctl」のGUIフロントエンド。本ソフトもオープンソースで開発されている(ライセンスはMozilla Public License 2.0)。
画面はタブ切り替え型になっており、システム全体の概要は、[Overview]タブで確認可能。接続されているディスクドライブの型番・温度・インターフェイスの種類・ストレージの利用状況などが一覧表示される。各ディスクドライブの健康状態を緑・黄・赤のアイコンで示してくれるのもわかりやすい。
さらに[Manage]タブでは、[Overview]タブで選択したディスクドライブのより詳しい情報を取得できる。たとえば[Information]ボタンを押せば、ディスクドライブから取得できるデバイス情報を閲覧可能。[Device health]ボタンを押せばデバイスの稼働時間やエラーの数といった健康状態にかかわる情報を、[S.M.A.R.T. attributes]ボタンを押せば“S.M.A.R.T.”情報をチェックできる。
また、設定ダイアログで温度のモニタリングを有効化していれば、[Event log]ボタンでディスクドライブの温度の推移を確認することも可能。[Event chart]ボタンを押せば、その推移をグラフで表示することもできる。
そのほかにも、「smartctl」の出力を表示する機能やヘルステストを実行する機能を搭載。[System]タブでは、ディスクドライブとパーティションの構成をツリーで閲覧することもできる。
ソフトウェア情報
- 「HDD Guardian」
- 【著作権者】
- Eruestan 氏
- 【対応OS】
- Windows 7/8(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.6.1(14/08/19)